《NieR Replicant》レビュー

概要

《NieR Replicant》はスクウェア・エニックスから発売されたアクションRPGです。シナリオは石川留美子氏によって描かれ、北米での発売に先駆け国内では2010年に『NieR Gestalt』のタイトルで発売された作品のリメイク版になります。

物語は、伝染病に侵された世界で弟妹が暮らす村を舞台に展開します。主人公である青年は、妹・ヨナが同じ病気に侵されていることを知り、彼女を治すために旅立ちます。旅を進める中で青年は、自身の身丈を越える壮大な戦いを繰り広げることになります。

グラフィックは、綺麗で美しいというよりはむしろ不気味な世界観に合わせたもので、暗い色彩が多く使われています。音楽も物語に合わせた謎めいたもので、物語の展開に合わせて聴覚的にも重要な役割を果たしています。

ゲームプレイは、アクションRPGでありながら、アドベンチャーゲームのような謎解きもあります。主人公が使う剣や魔法といった攻撃手段や、妹・ヨナが使う魔法によって戦闘が進んでいきます。また、敵を倒して得た素材を集めてアイテムやアームズの強化もできます。

ゲーム全体では、不気味さや暗さを表現するため、グラフィックは決して綺麗とはいえないものです。しかし、キャラクターデザインは美麗なものが多く、そのギャップもまた物語の雰囲気を盛り上げていると感じます。

戦闘の面白みや謎解きのヒントの見つけにくさなど、細かな欠点はありますが、それを差し引いても考えさせられる物語や豊富な要素、美麗なキャラクターデザインなどが魅力的なゲームです。アクションRPGを好む方や、物語を楽しみたい方にお勧めです。

※本記事はフィクションであり、実在するゲームに関するものではありません。