スーパーマリオオデッセイレビュー

概要

『スーパーマリオオデッセイ』は、任天堂が開発・発売したNintendo Switch用ゲームソフト。マリオが新たな冒険の旅に出る物語で、舞台は宇宙を旅する船「オデッセイ号」と、マリオが旅する各国で様々なミッションをクリアしていく。

本作の最大の特徴は、マリオが「キャプチャー」と呼ばれる能力によって、敵キャラクターに憑依して操作することができる点である。例えば、赤い帽子を被ったノコノコに憑依して歩行するだけでなく、壁面に飛びついて壁を走ったり、ブーメランを投げたりといった移動法や攻撃方法を使えるようになる。

また、全20ヶ国以上にわたる冒険の中では、様々な仕掛けが用意されている。中でも、特別なポイントを踏むことで生まれる「ムーン」の収集が目的の「ムーンハント」は、おおよそ800個以上のムーンを集めて完全クリアすることができ、やり込み要素が豊富である。

グラフィックは、広大なマップや立体的な動物の模様が美しく表現され、斬新なデザインの敵キャラクターや移動体具、そしてキャプチャーできるキャラクターの操作感も良い。曲についても、国ごとに異なる曲調や楽器、歌詞のある曲もあり、楽しめる要素が多い。

『スーパーマリオオデッセイ』は、新たな要素を取り入れつつも、シンプルながら奥が深いゲームプレイと、美しいグラフィック、素晴らしい音楽によって完成され、任天堂の代表的なタイトルの一つとなっている。長い時間をかけてやり込めば、新たな発見や驚きがあることは確実であり、必見の作品である。

編集者注：この記事は、2020年8月時点での内容であり、本作のアップデートや修正により、一部内容が変更される可能性があります。