『アサシンクリードバルハラ』レビュー

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本作は、バイキング時代の北欧が舞台となっている。主人公イヴァルは、自らの部族を率いて新天地を目指す。しかしながら、部族を襲う謎の病気と戦争に巻き込まれてしまう。

アサシンクリードシリーズとしておなじみのオープンワールド形式だが、より戦闘に特化した内容となっている。敵をノックバックした後のフィニッシュムーブは爽快感がある。また、シリーズ恒例のスニーキング要素も健在である。

本作の舞台となる北欧は雪山部分と草原部分とに分かれており、どちらのエリアも美しく表現されている。特に、雪深い場所では雪がキャラクターの動きに合わせて実際に飛び散るグラフィックは見ていて興奮する。

北欧の雰囲気を伝えるBGMや、戦闘中の音響効果は非常によくできている。また、会話シーンにおいても、吹き替えの声優陣が演技力を発揮しており、作品の世界観をより深く味わえる。

シリーズのファンであれば、新たな要素を含めた今作も楽しめる内容となっている。しかしながら、戦闘には以前に比べ、より重点が置かれており、クリアに苦戦することもあるかもしれない。グラフィックやサウンドに関しては、高い評価が必要である。