ポケットモンスター　ソード&シールド

概要

『ポケットモンスター　ソード&シールド』は、株式会社ゲームフリークが開発・発売したNintendo Switch用ゲームソフトである。ポケットモンスターシリーズの8作目であり、20周年を迎える節目のタイトルでもある。プレイヤーは、新たなポケモンリーグのチャンピオンを目指し、ガラル地方を冒険する。

グラフィック・音楽

ガラル地方を舞台にした今作は、シリーズ初のフル3D環境を採用している。ポケモンたちは、細かい模様まで描写され、よりリアルになった表情なども見ることができる。特に、フィールド上に出現する野生ポケモンのアニメーションは、特筆すべき美しさである。音楽に関しては、過去作からのフレッシュなアレンジが加えられた楽曲や、新たに追加された音楽など、シリーズの名曲と共にプレイヤーを盛り上げてくれる。

ゲームシステム

基本的なゲームシステムは従来のポケモンシリーズ同様だが、新たな要素も多数追加されている。中でも注目すべきは、「ダイマックスバトル」と呼ばれる一定の場所でしか行えないバトルである。このバトルでは、ポケモンを巨大化させ、ポケモン同士が対決する。また、新しい育成要素として、ポケジョブというものが追加された。アクション要素も一部追加されている。例えば、野生ポケモンをキャッチする際のポケモンボールの投げ方のアニメーションが、コントローラーを傾けることで変わるなど、細かな操作が加わったことにより、プレイヤーの没入感が深まったと評される。

評価

プレイヤーは、新たなポケモンたちと、魅力あるキャラクターたちと共に、思い出に残る冒険を楽しめる。また、シリーズの伝統的なゲームシステムに新要素やアクション要素を加えたことで、より奥深いゲームプレイが可能になった。しかしながら、過去のシリーズ作品から比較すると、ストーリー面や、バトルの難易度の調整面で改善する余地がある。しかし、ポケットモンスターシリーズのゲームとしての大本質をしっかりと継承しつつ、新たな要素を加えてより進化したゲームと言える。