『サイバーパンク2077』レビュー

概要

『サイバーパンク2077』は、CD Projekt Redが開発したオープンワールド型のアクションRPG。架空の都市・ナイトシティを舞台に、主人公となった反乱軍の極道「V」が、巨大企業の支配に立ち向かうストーリーが展開される。

グラフィックスは非常に優れており、有名な業界全体の普及を少なからず支配した絵双発氏が主要ディレクターを務めたことで、常にどこから見ても完璧に映える美しいシーンが実現されている。遺跡や路地裏、ハイウェイなど、異なる場所でさらに細かなディテールが実現されており、没入感が高い。

本作のサウンドトラックは非常に優れており、ダイナミックな80年代のサウンドが流れる。それに対して、実際の音声演技も優れている。ナイトシティの巨大な住民や、脅威的な敵、反乱軍など、それぞれの独自の声が聞ける。

『サイバーパンク2077』はRPG要素が強く、選択肢によってゲームのストーリーを進めるように設計されている。Vは、エッジの効いた機器を持っており、それらを使って攻撃するためのオプションや変化のあるカスタマイズができる。異なる種類の武器を複数持ち、自由な戦略的展開が楽しめる。

本作は、米国で販売されたPS4版/Xbox One版では不具合があったことが明るみに出たため、クリエイターたちは販売停止と修正プログラムを発表した。現在は改善され、新しい拡張コンテンツの確率も高い。

『サイバーパンク2077』はグラフィック、音楽、RPG要素、拡張コンテンツのいずれにおいても達成感をもたらす。緻密に作りこまれた美しさは、時間を忘れて没入してしまうほど。ただし、商品の不具合があるため、注意が必要である。修正プログラムのリリースに期待することも同様に重要である。