『The Last of Us Part II』レビュー

概要

『The Last of Us Part II』は、サバイバルホラーゲーム『The Last of Us』の続編として、2020年に発売されたPlayStation 4用ゲーム。プレイヤーは主人公のエリーを操作し、荒廃したアメリカでの生き残りを目指す。本作は、緻密なストーリーテリング、美しいグラフィックス、そして様々な要素がバランス良く取り入れられたゲームシステムによって高い評価を得ている。

ストーリー

本作の舞台は、前作から5年後のアメリカ。エリーは、メインストーリーの開始時点で19歳になっている。彼女は、近くの監視所で暮らしながら、恋人のディーナと共に平穏な日々を送っている。しかし、ある日、彼らの村が攻撃を受け、ディーナがさらわれてしまう。エリーはディーナを救うために旅に出るが、その途中で復讐心に駆られることになる。

ストーリーは、前作同様に「感情移入」が重視されており、プレイヤーはエリーの思考や感情に関わりながら物語が進む。登場人物たちはすべて非常にリアルで、善悪が曖昧な状況も多く、道徳的なジレンマを抱えながら進んでいく。

ゲームプレイ

本作は、前作でも好評だった「ステルスプレイ」を中心としたゲームプレイが特長。プレイヤーは敵を避けながら、進むべきルートを探り出し、先に進みながら強敵と戦うことになる。また、近接戦闘や射撃など複数の戦闘方法を自由に組み合わせることができる。武器やアイテムの購入やアップグレードも可能であり、プレイヤーは自身のプレイスタイルにあった戦闘方法を追求できる。

また、グラフィックスや音楽など、細部にまでこだわった作りになっており、ゲームプレイの没入感が高い。

まとめ

『The Last of Us Part II』は、強いストーリー、リアルな登場人物、そして緻密に設計されたゲームプレイなど、様々な要素が高い評価を得ている。また、前作をプレイしたことがないプレイヤーでも、この作品から入っても全く問題はない。ただし、ストーリーにはショッキングな展開が含まれており、プレイヤーの心理的な負担が高くなることもあるため、注意が必要だ。