『NieR:Automata』レビュー

ストーリー

『NieR:Automata（ニーア オートマタ）』は、遠未来の地球が舞台となるRPGである。人類は地球を放棄し、月面基地へと移り住んでいた。そこで人類はアンドロイド兵器を作り出し、地球上に生存する機械生命体と戦争を繰り広げていた。

物語は、アンドロイドの2Bと9S、そして機械生命体のA2の3人の視点で進んでいく。各キャラクターはそれぞれの立場から感じる苦悩や想いがクセになるストーリー展開が織り成されていく。

グラフィック

本作のグラフィックは、ユニークなビジュアルスタイルが特徴的である。疲れた「停滞」と「あきらめ」の雰囲気が形となっており、プレイヤーを圧倒する美しさである。配色や描写には細かいところまで気を配っているため、まるで絵画を見るかのような視覚体験を得られる。

また、アクションパートにおける一瞬一瞬の細かな表現力や、美麗なカットシーンは、ゲームプレイ中はもちろん、ストーリーを語る上でも強いインパクトを持たせている。

サウンド

本作の音楽は、様々なコンポーザーによる個性的な楽曲が使用されている。そのため音色や曲調が多彩で、本作の世界観と深く共鳴している。また、ゲームプレイ中のSEも躍動感があり、臨場感を増している。

ゲームプレイ

本作は、オープンワールドでのアクションRPGである。プレイヤーは2B、9S、A2の3人のキャラクターを使い、オープンワールドを探索し、大量の敵を倒しながら各地に点在するストーリーを進めていく。

戦闘システムは、様々な武器やスキルを駆使し、連続攻撃を行っていく必要がある。また、攻撃や回避がワンボタンで行える簡単操作も特徴的である。このように、初めてアクションRPGに挑戦する人でも手軽に遊ぶことができるようになっている。

まとめ

本作は、ストーリー、グラフィック、サウンド、ゲームプレイともに非常に高いレベルで作り込まれている。特に、ストーリーや音楽が非常に高いクオリティであるため、心に深く響く体験を得られる。アクションRPGに初めて挑戦する人でも手軽に楽しめる一方、やりこみ要素も十分にあるため、やり込み派にもおすすめである。