『オクトパストラベラー』レビュー

ストーリー

世界に散らばる八つの国で繰り広げられる冒険が主軸となるゲーム。プレイヤーは、八人の主人公たちを操作することができ、それぞれが独自のストーリーを持っている。それぞれのストーリーが独立しているため、好きな順番で進めることができる。

ゲームシステム

戦闘システムはターン制のシンプルなものだが、プレイヤーは八つの職業から二つの職業を選び、組み合わせることで多様なバトルスタイルを確立することができる。また、八人の主人公たちはそれぞれ独自の特技を持ち、フィールド上で活用することができる。ストーリーの進行に合わせて、新しい主人公を仲間にすることができる。

グラフィック・音楽

2Dドット絵の美麗なグラフィックが特徴的で、昔ながらのRPGを彷彿とさせる。キャラクターのデザインも個性的で、細部までこだわりが感じられる。音楽はナブラ・Uematsu氏が手がけており、各主人公のテーマ曲やバトル曲など、繊細かつ重厚なサウンドが印象的である。

総評

独自のストーリー、多彩な職業、美麗なグラフィックと良質な音楽が特徴的な本作は、RPGファンにはたまらないゲームである。ただし、主人公たちは独立しているためにストーリーの一体感が薄いため、そうした要素に重きを置くプレイヤーには物足りなさを感じるかもしれない。また、難易度も高めであるため、初心者にとっては苦戦するかもしれない。しかし、それでも八つのストーリーを楽しむことができるのは、本作ならではの魅力だろう。