『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』レビュー

ストーリー

本作の主人公は、自分が魔王と戦った英雄の子孫であることを知らずに暮らしていた少年。彼はある日、祖父から「世界を救うための旅に出てくれ」と頼まれ、旅立つことになる。

旅の途中で主人公は多くの仲間たちと出会い、共に冒険する。その中で彼らが抱える悩みや願いを知り、やがて世界を救うべく立ち上がる。

本作のグラフィックは、美しい背景やキャラクターモデルが印象的である。また、コミカルな演出やクオリティの高いアニメーションなども見どころだ。音楽もシリーズおなじみのすがすがしい曲から、重厚なオーケストラサウンドまで幅広く収録されている。

本作は、総じて古典的なRPGの要素が詰まっている。フィールドやダンジョンを探索し、敵と戦いながら物語を進めていく。また、プレイヤーは主人公たちを自由に装備させたり、スキルを習得させたりすることができる。更に、戦闘中には各キャラクターに選ばせたAIで戦わせたりすることが可能である。

本作は、シリーズファンには必見の作品だ。壮大な物語、美麗なグラフィック、心地よい音楽、そして古き良きRPGの醍醐味が全て詰まっている。また、新たな要素として、ボイスオーバーやモードチェンジなども加わっているため、飽きずに遊べる良作である。

しかし、一方で、古典的なRPGの要素が強いため、すべてのプレイヤーに受け入れられるかは疑問が残る。また、ストーリーも中盤から後半へと向かうにつれ、ある程度予想がついてしまう部分もあるため、若干物足りなさを感じる場面もあるかもしれない。