『ゼルダの伝説　ブレスオブザワイルド』レビュー

ストーリー

『ゼルダの伝説　ブレスオブザワイルド』は、主人公リンクが目覚めると、身につけていた衣服や装備品を失い、謎の声に導かれて旅をする物語です。

過去に起こった事件をきっかけに、世界のほとんどが滅びてしまった荒廃した世界で、リンクは彼に助言をするシーカー族の少女・シーカが示す方向に向かって大地を進みます。中世のヨーロッパ風、フェアリーとロボットが共存する世界を舞台に、様々なクエストや謎が待ち受ける壮大な旅を楽しめます。

本作は、シリーズ初のオープンワールド形式です。自由度の高い行動が可能で、主人公リンクの自由な行動が本当にリアルに表現されています。

敵を倒して装備を入手し、料理を作って体力を回復し、山を登って滝から飛び降りる……本作は、基本的な行動がシンプルな操作で行えます。ただしその分、やり込み要素が豊富で、経験値やアイテムの取得数だけでなく、お金を稼いだり、クエストを達成することで自分のレベルアップを実感できます。

さらに、ゲーム内には数々のパズルがあり、謎解きも遊び手を魅了します。

本作のグラフィックは、舞台となる世界の美しさが際立っています。四季折々の自然や遺跡、謎の建造物など、一つ一つが丁寧に描かれています。また、夜の光や水面の質感など、細部にまでこだわったグラフィック表現には、感動すること間違いなしです。

サウンド面でも、本作の素晴らしさが光ります。広い世界を旅する主人公に合わせた音楽は、壮大でちょっと懐かしい雰囲気が漂います。また、音の鳴り方も細やかに調整されており、神秘的な世界の描写に一役買っています。

『ゼルダの伝説　ブレスオブザワイルド』は、高い自由度と壮大な世界観が魅力のゲームでした。その世界を探索するだけでも十分に楽しめ、やり込み要素も豊富にあり、数百時間のプレイも十分に楽しめます。本作が初めての方にも、ファンの方にもおすすめの一作です。