「ファイナルファンタジーVII リメイク」のレビュー

ストーリー / 10点

本作は、1997年に発売された「ファイナルファンタジーVII」のリメイク版です。舞台となるのは、エコテロ組織・アバランチがシンラの大富豪・シンラ社長に立ち向かい、世界を救うために戦う壮大なストーリー。原作から大幅にアレンジされたストーリー展開であり、「ファイナルファンタジーVII」のファンでも新鮮な驚きを味わうことができます。展開は、深い政治的陰謀とレッドXIII、アエリスといった個性あふれる仲間たちとの友情や、主人公クラウドとタイファとの関係性も秀逸。全編通して、ストーリーに飽きることなく物語の熱狂に感じさせられました。

グラフィック / 10点

グラフィックは、まさに圧倒的美麗。細部に至るまで描写が繊細で、前作に比べるとよりリアルな世界が描かれています。背景には、息をのむようなダイナミックな映像もあり、一緒に戦っている容姿端麗な仲間たちの表情や動きも映え、その動画鑑賞も楽しいものです。

サウンド / 10点

BGMはもちろん、過去のシリーズを彷彿させる劇伴も収録されており、一緒にプレイしている仲間の会話も多く入っていて、雰囲気満点。声優陣の演技も素晴らしく、一緒に冒険する仲間たちの個性が際立っていて心地よいです。

ゲーム性 / 9点

戦闘システムは、リアルタイムバトルとコマンド入力を組み合わせたもので、ハマること必至。敵とのパーティごとの戦闘が非常に楽しめ、特殊攻撃やアビリティなどの多彩なバリエーションもあるため、戦略性も高く、熱中しながらプレイできます。ただし、進め方によってはムリに戦うことになってしまう展開になってしまうことがあるため、ゲーム感覚がアクティブなプレイヤーにお勧めです。

総評 / 9.5点

グラフィック、演出、音楽、ストーリーと、すべてが見事に融合した作品で、ゲームとして出来も非常に高いトータル平均の作品となっています。最近のゲームには欠けている「奥深さ」を感じることができ、リメイク版としてしっかりと再現されている所有バランスは素晴らしいです。唯一言えることは、自由度が非常に高いシステムにより、初心者でも戦略性があるためアクティブなプレイヤーにお勧めです。<\/p>