【Yakuza: Like a Dragon】大胆な変更により独自性が際立つファンタジー風RPG

はじめに

『Yakuza: Like a Dragon』は、セガが開発・販売するPlayStation 4、Xbox Oneなどのプラットフォームでプレイできるアクションアドベンチャーゲームです。2020年1月に日本で発売され、海外でも2020年11月にローンチされました。

元物件組織である堂島組の一員・一条真也が主人公で、再起をかけて立ち上がった仲間たちとの冒険を描いたストーリーが展開されます。

本作の最大の変更点は、一条真也が戦闘を行う際、ドラゴンクエストのようにターン制のRPGになることです。これにより、従来のシリーズとは異なる個性あふれるバトルが展開されます。

また、今回は舞台が神話・伝説に登場する生き物や地名をモチーフにした「イザカイ」という架空の街になっており、街の中に存在する多数の施設に入り、様々なミニゲームを楽しむこともできます。

通常のストーリークリア以外に、強敵を相手に戦う「ランカーズ」や、一定以上の条件をクリアする「ミッション」「サブストーリー」も存在します。また、レベルアップや職業の変更などを行い、自分好みのキャラクターを育てることができます。

本作は、アクション要素だけでなく、RPG要素も加わったことで、シリーズファンはもちろんのこと、RPGが得意でない人でも楽しめる作品となっています。

さらに、通常のストーリーだけでなく、多数のプレイ要素があるため、ボリューム感があり、飽きない遊び心が加わっています。

一方で、ストーリーやキャラクターに深みがないといった面もありますが、全体的に見れば、大胆かつ新しい試みで、独自性が際立っている作品だと評価できます。

『Yakuza: Like a Dragon』は、ストーリーに深みがなく、キャラクター性も個性的ではないものの、大胆な変更により新しいシリーズを築き上げたことは評価したい。RPGファンもアクションファンも楽しめる要素が多数含まれるので、オススメの作品だ。