『The Last of Us Part II』のレビュー

ストーリー

『The last of Us Part II』は、主人公のエリーと新キャラクターのアビーが中心となる物語であり、主に2つの視点から物語が進んでいきます。
前作の数年後、感染者に蔓延するアメリカで再びの旅を続けるエリーと、彼女が辿る復讐の道。そして、エリーとの因縁を持つアビーが、自身の復讐のために立ち上がる物語。
それぞれの立場や思想、行動が描かれ、内面の描写も描かれており、物語の構造もシビアなものではあるが、ページを繰るごとに屈折した魅力が増していくような感覚を得られる。

グラフィック

グラフィックについては、まず細かいところまで美麗に表現されているという点に驚かされます。細胞レベルで目に見える微細な筋肉の動きや、建物が崩壊するときの荒々しさなどが臨場感を増幅します。
特筆すべきは、非常にリアルな表現がなされているキャラクターたち。表情をはじめ、立ち姿や動きまで、人間らしさが溢れています。演出や映像技術の力強さによって緊迫感が高まり、見ている視聴者を引き込む力が素晴らしいと言えます。

ゲーム性

前作の継承する部分が多く、アクション性やステルス要素、アイテム収集、クラフトなどが健在。加えて、アビーの独自のアクション要素や、エリーのスキルアップシステムも導入されたことで、プレイヤー自身が感染者や敵、そして多彩なシチュエーションに対して最適なスキルや武器を考えて必要に応じて使用する面白さが増したと言えます。
敵に対しての戦法の選択肢はより広がり、シチュエーション次第では弓やトラップの使用など、緻密な戦略立てが求められます。

音楽

このゲームの音楽は、気がつくと身が震えるような奇妙な感覚を引き出します。孤独感、不安感、そして何よりも人の感情を強く描き出しています。物語の展開によっては、音楽の役割がより重要になってくる場面もあるので、より物語に入り込めます。

まとめ

『The Last of Us Part II』は、非常に重厚な作品であり、プレイヤーにとって挑戦とも言える作品である。厳しい物語、美麗なグラフィック、没頭感のある音楽など、この作品から得られるものは多く、プレイヤー自身の感性に訴える要素も多く持っている。必見の作品と言えるでしょう。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です